炭の使い方

炭を暮らしの中に
昔、炭は様々な用途で活用されてきました。
■木炭はホームセンター等で売られている炭しか使ったことが無い
■備長炭と他の炭の違いがよく解らない
■炭には興味があるが使い方がよく解らない

このように、炭の使い方がよく解らないと思われている方に、炭をもっとよく知って頂き、暮らしに炭を取り入れて頂く事でより豊かな生活を送って頂けたらと願っています。

昭和30年頃まで、炭は燃料の主役として日々欠かすことのできない貴重な資源でした。
どの家庭にも囲炉裏や火鉢があって、人々は炭火のある処に集まり暖をとったり食事をしていました。
また、炭が常に身近にあった時代、昔の人は炭を様々な用途で使っていました。

1.神社・仏閣の地下には炭を埋め、建物を害虫や湿気から守っています。
2.井戸の底に俵に詰めた炭を入れ、井戸水を浄化していました。
3.冷蔵庫の無かった時代、収穫した野菜や果物を保管するため、穴を掘って藁を敷き、底に炭を敷いて野菜や果物を保管していました。
4.厠など臭いの気になる処では、炭を籠に入れてぶら下げたり、置いたりして臭い取りに使っていました。

炭は燃料として使われるだけでなく他に様々な用途で使われてきました。
古来より使われてきた方法で炭には物を保存する非常に優れた力があります、
床下に炭を入れ建物の耐久性を良くすることはよく知られていますが、ほとんどの人が記憶にないと思いますが
人々が自給自足で生活していた時代、収穫した食品を保管することは大変重要なことで農家では穴を掘って食品を保管していましたがその時使われていたのが木炭です。
穴を掘って底に藁を敷き詰めその上に炭と食品を入れて土を被せて埋めます、
食べるときはそれを掘り起こして取り出し残りをまた埋めて保存しておきます。今、冷蔵庫の野菜の鮮度を高めるため野菜庫に炭を入れる人がいますが同じ方法です。
炭は物が腐敗するのを防ぐ力があります、昔の人はそれを知っていたのですね。
私の記憶では子供の頃、まだ近くにお店がなかったので収穫した食品をお袋が山手に穴を掘って入れていた事を覚えています。
冷蔵庫が普及し車があってスーパーなどが近場にできてからは必要なくなったことですが、炭はこのような使い方もされていました。