大分のカシ山(樫山)は県南部の山地や河川沿いの谷に分布しています
大分の炭焼きの歴史は古く昭和の中頃までは各地で盛んに炭が焼かれていました
樫炭(かし炭)は椚炭(くぬぎ炭)・ナラ炭と同様に国産の木炭を代表する黒炭です。
炭材の樫(かし)は中部以南に多く生育しており
材質は非常に硬く、粘りがあり耐久性に優れています
その特性から道具類の柄や建築用材、木刀などに使われています。
硬く粘りの強い樫(かし)は炭化しても大変品質の高い木炭になります
備長炭も炭材は同じ樫(かし)で白炭に炭化したものです。
樫炭(かし炭)の生産地は中国地方、四国、九州が知られています
中でも九州では炭といえば樫炭(かし炭)が一般的で
生産している炭のほとんどが樫(かし炭)です
大分でも樫炭(かし炭)の歴史は古く奈良時代まで遡ります、
大分県南部の山地には樫山が多く豊富な資源を背景に盛んに炭が焼かれています